8月23日の品川区議会研修会では株式会社Luupさんにお越しいただき2023年7月1日に改正された道路交通法と、安全啓発についてご講演、そして電動キックボードの乗車体験をさせていただきました。

道路交通法改正

今回ご紹介いただいた電動キックボードはこれまでの「小型特殊自動車」から「特定小型原付」という新しい区分になりました。ほぼ電動自転車と同じように利用できるということでした。
主な変更点は

  • 免許が不要になった
  • ヘルメットは努力義務
  • 速度制限は車道では時速20キロ・歩道では時速6キロ
  • 走行できる場所(車道・自転車レーン・路側帯・歩道)
  • 年齢制限(16歳以上)

など。

電動キックボードの安全啓発

皆さんの生活においてあと少しの移動を便利にしたり、街の価値を高めていきたいということでしたが、やはり1番は事故なく皆さんが安全に過ごせるためにはどうするべきか考えていきたいところです。

私は日常、子どもの送り迎えや買い物で電動自転車に乗ります。
保育園の送り迎えでは荷物が多いことで保護者の負担が大きく、また子どもの気持ちに寄り添っていると時間的にも余裕がなくなり無理な運転が送迎時の事故につながる恐れがあると議会で発言をさせていただきました。
品川区では小学3年生を対象に警察の協力のもと自転車安全教室を開き、受講が済むと一人で自転車に乗ることができます。(1〜2年生や未受講の児童は保護者同伴での乗車は可能)
一方で、大人になってくると交通ルールを守れていない場面見かけることも。。また、交番にいる警察が自転車に乗っている方へ声をかける(注意)といった取り組みも見かけます。
免許を取得していない方も多くいらっしゃる中、免許不要で運転ができる自転車や特定小型原付については今一度交通ルールの周知や大人向けの講習会・教室の開催などが求められるのではないかと思います。

Luupでは乗車前に交通ルールのテストをクリアする必要があり、一定の知識がつくような取り組みがありました。
実際に起きてしまったトラブルやルール違反を細かく見られるようになると、ご自身の知識のアップデートにもなりそうですね。

乗車体験をしてみて

私は車も自転車も普段から運転するのですが、体験後は緊張もあってかしばらく心拍数が上がってしまって。。電動キックボードは速度・ブレーキ・ウインカーなどの操作を手元だけで行うため慣れるまでには時間を要すると思いました。制限速度は時速20キロということで、もしかしたら遅いと思われるかもしれませんが、スピードを直に感じるので体感速度はもっとあると思います。
電動に限らず、キックボードに限らず、目の前をスピードを出して通り過ぎる車体には危ない、と恐怖を覚えます。
今回の体験を通して、地域の交通安全やルールの周知を改めて考えていきたいと思います。