課題

今回の質疑で見えてきた課題は、大きく3つあります。

① 子どもの声をどう設計に活かすか

子供の森公園は、かつて「子どものアイデアを活かした公園」として整備された歴史があります。今回の改修でも、子どもたちの声がどこまで具体的に反映されるのかが重要です。

② 公園遊具の“安全”と“挑戦”のバランス

公園は不特定多数が利用する場であり、合意形成が難しいという課題があります。一方で、子どもにとっては「挑戦」や「達成感」が心身の成長に欠かせません。
リスクをゼロにするだけでなく、リスクとベネフィットのバランスをどう取るかが問われています。

③ 管理体制と遊具の可能性

管理事務所がある公園や、保育士の見守りがある環境では、よりチャレンジ性のある遊具を導入できる可能性があります。公園ごとの特性を活かした整備ができるかがポイントです。

品川区の現状

  • 子供の森公園は、開園当初から「子どものアイデアを活かした公園」として整備された公園
  • 今回の再整備では
     ✓ 近隣住民アンケート
     ✓ 公園利用者ヒアリング
     ✓ 周辺保育園(半径250m以内2園)へのアンケート
     ✓ 品川学園3年生のワークショップ を実施

現在は、いただいた意見を反映しながら設計をまとめている段階とのことです。

特に、
「怪獣というテーマを残してほしい」
という声が多く、現在の雰囲気を残した改修を進めているとの答弁がありました。

また、

・遊具は年1回、専門業者が点検
・長寿命化計画に基づき安全確認
・国の指針を踏まえて選定

という体制が取られています。

一方で、チャレンジ性の高い遊具については、

地域の理解を踏まえた合意形成にハードルがある

という認識も示されました。

Q&A

Q. 子供の森公園の改修スケジュールはどうなっているか。

A. 現在は、いただいた意見を反映しながら設計をまとめている段階である。

Q. 区として、公園遊具の意見は把握しているのか。

A. 大規模改修の際には、近隣住民や利用者へのアンケート調査を実施し、利用状況や対象年齢を考慮した上で遊具を選定している。

Q. 公園のリスクとベネフィットのバランスをどう考えているか。

A. チャレンジ性の高い遊具は子どもにとって魅力的である一方、リスクが高い遊具でもある。子ども・保護者・地域の理解を踏まえた選定が必要であり、合意形成にはハードルがあると認識している。

Q. 管理者がいる公園では、より挑戦的な遊具設置が可能ではないか。

A. プレイワーカーを配置して整備している公園の事例もあり、様々な状況を注視し情報収集したい。

Q. 遊具の点検はどのように行っているのか。

A. 年に一度、全ての遊具を点検し、安全状況を確認している。点検は公園遊具等の知識のある専門業者が行っている。

子どもにとって公園は、単なる遊び場ではなく、
「挑戦し、転び、学び、成長する場所」です。

安全の確保は大前提。
その上で、子どもたちの“できた!”を増やせる公園づくりを、これからも提案していきます。