予算特別委員会では、

  • DV・ストーカー被害者の一時避難宿泊費助成(新規事業)
  • 加害者更生プログラム受講支援
    について質問しました。

DVやストーカー被害は、被害者の命や安全に直結する深刻な問題です。危険を感じたときに「すぐに逃げられる場所」があること、そして同時に加害行為の再発を防ぐ取り組みも重要だと考えています。

今回の新規事業では、被害者が一時的にホテルなどへ避難する際の宿泊費を区が助成する制度が始まります。制度の仕組みや相談体制、さらに加害者へのアプローチについても確認しました。

Q&A

Q:新規事業の「一時避難宿泊費助成」は、これまでの支援とどのように違うのでしょうか。

A:
これまで区では、生命や身体に重大な危険がある場合には、シェルター入所や警察への通報などの対応を行ってきました。

今回の制度は、そこまでの緊急度ではないものの、相談を受けた部署が「一時的な避難が必要」と判断した場合に、ホテルなどへ宿泊した費用について1泊1万円を上限に助成する制度です。

Q:相談窓口は複数ありますが、区内の連携体制はどのようになりますか。

A:
所管は地域活動課ですが、人権・ジェンダー平等推進課など区内の各相談部署との連携が不可欠となります。

また、警察も含めた関係機関との会議や広報を通じて制度の周知を図り、必要な方が支援につながる体制を整えていくとのことでした。

Q:被害者が区外へ避難した場合でも、品川区の支援は継続されますか。

A:
区外へ避難した場合でも、支援は継続されるとのことです。

Q:現在の支援に日数の上限はありますか。

A:
明確な日数の上限は設けておらず、被害者の状況に応じて必要な期間支援を行うとのことでした。

Q:警察に相談した場合の支援の流れはどうなりますか。

A:
警察に相談があった場合でも、宿泊費助成については区への申請が別途必要となり、区が内容を確認したうえで助成を行う仕組みです。

Q:加害者更生プログラムの内容と費用はどの程度でしょうか。

A:
想定人数は年間12名。

1回約1万2,000円のプログラムを10回程度受講し、1人あたり約12万円程度の支援を想定しています。

プログラムの内容は、グループワークなどを通じて自分の感情や行動を振り返り、感情のゆがみや暴力につながる思考パターンに気づくことを目的としたものです。

Q:加害者が家族を傷つけてしまいそうだと感じたときに、一時的に距離を置くための支援は検討されていますか。

A:
現在の制度は、あくまで被害者保護を目的とした制度であり、加害者への宿泊助成は想定していないとの答弁でした。

DVやストーカー被害においては、被害者が「危険を感じたときにすぐ避難できる環境」を整えることが非常に重要です。今回の宿泊費助成制度は、その意味で大きな一歩だと感じました。

一方で、実際に支援を必要としている方は、不安や恐怖の中にいるケースが多く、複数の窓口への連絡や複雑な申請手続きは大きな負担になります。

そのため、できるだけワンストップで迅速に支援につながる仕組みづくりを求めました。

また、DVやストーカー問題は、被害者支援と同時に再発防止の取り組みも欠かせません。加害者更生プログラムは、そのための重要な取り組みの一つです。

加害の連鎖を断ち切り、被害者が安心して生活できる社会をつくるために、制度が実効性あるものとなるよう、今後の運用についても引き続き注視していきたいと思います。

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