橋梁維持管理に関する質疑の中で、私は以前から課題を感じていた大崎駅周辺の東西アクセスについて取り上げました。

大崎駅周辺では線路によってまちが分断されており、東西を行き来する手段としては歩行者デッキや百反隧道(トンネル)、百反歩道橋などがあります。

しかし、自転車利用者の立場から見ると、

  • 自転車で線路を越えるために大きく迂回しなければならない
  • 百反歩道橋のエレベーターは自転車が1台しか入らない
  • 朝夕は利用者が集中し待ち時間が発生する
  • 子ども連れの場合、安全面への不安もある

といった課題があります。

私自身も子どもを乗せた自転車で駅の反対側へ移動する際、百反歩道橋のエレベーターを利用することがありますが、子どもを待たせながら順番に乗らなければならず、不便さや安全面への不安を感じていました。

今後、大崎駅東側では再開発も予定されており、人口や就業人口の増加に伴って、自転車利用もさらに増えることが予想されます。

そこで、現在の状況と今後の対応について確認しました。

Q&A

Q.区は大崎駅東西の自転車動線の課題をどのように認識していますか?

A.区の回答

大崎駅東西を自転車で移動する場合、

  • 大崎陸橋
  • 百反隧道
  • 百反歩道橋

が主なルートであると認識しているとのことです。

百反歩道橋は、老朽化した旧歩道橋の架け替えとして、

  • バリアフリー対応
  • 東西連携の強化
  • 安全性向上

を目的に整備され、平成27年に供用開始されました。

また百反隧道についても、一方通行化や歩道整備を進めてきた結果、以前より安全性・利便性は向上しているとの説明がありました。

百反歩道橋のエレベーターについては、1日平均約850回利用されているとのことです。

区も、時間帯によってはエレベーター前で利用者が滞留している状況を認識しているとのことでした。

Q.今後、自転車利用者のためにエレベーター増設やスロープ整備などを検討する考えはありますか?

A.区の回答

区ではこれまで、

  • 夢さん橋
  • O歩道橋
  • 百反隧道の安全対策

などを通じて歩行者ネットワークの充実を進めてきたとのことです。

また、自転車利用の増加を踏まえ、

「品川区自転車活用推進計画」

に基づき、自転車の安全性・利便性向上に取り組んでいるとの説明がありました。

一方で、百反歩道橋周辺はスペースの制約が大きく、

新たなエレベーター設置は現時点では難しい

との見解が示されました。

今後は、

  • 百反隧道内へのナビライン・ナビマーク整備
  • まちづくりの進展に合わせた安全対策

を進めていくとのことでした。

Q.大崎駅東側の再開発による影響調査は行われていますか?

A.区の回答

現在進められている大崎駅東口第4地区の再開発では、歩行者交通量のシミュレーションを実施しており、駅周辺への影響は確認済みとのことです。

また、

  • 夢さん橋
  • 北口自由通路

では交通量調査を実施しており、令和8年度も継続して調査を行う予定とのことでした。

質疑を通じて、区も百反歩道橋のエレベーター前で発生している混雑や滞留を認識していることが分かりました。

一方で、現時点では「交通量調査上は大きな問題は確認されていない」「エレベーター増設は難しい」という回答でした。

しかし、数字だけでは見えない課題もあります。

特に、

  • 子ども連れの保護者
  • 高齢者
  • ベビーカー利用者
  • 自転車利用者

にとっては、実際の使い勝手や安全性が非常に重要です。

私自身も利用者として感じていますが、朝夕の混雑時には待ち時間が発生し、子どもを連れていると不安を感じる場面もあります。

また、百反隧道は坂道になっており、自動車の速度が出やすい環境でもあります。今後予定されているナビライン整備についても、安全性が十分確保されるよう注視していきたいと思います。

大崎駅周辺は今後も再開発が進み、人の流れや移動需要は大きく変化していきます。

「今は問題ない」ではなく、「将来も安全に移動できるか」という視点で、引き続き実態を確認しながら改善を求めていきたいと思います。