品川区では緊急の預かりからリフレッシュでの利用や1歳児入園に不承諾になった児童の受け皿など、さまざまな一時保育があります。こちらではその紹介とともに課題について書いていこうと思います。

①区立保育園の“一時保育”

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-ichizi/hpg000033215.html

区立園では保護者の入院、冠婚葬祭など緊急時に利用できる一時保育があります。
電子申請ができ、緊急時に利用者にとってはスムーズな申し込みができるようになってきています。
利用料は児童一人につき1日2,000円
3歳以上は無償化の対象になります。(月の上限あり)

【課題】
・就労では利用できない
・申込みは電子ですが、支払い方法は現金
・区のホームページでは必要な持ち物などの情報がなく、緊急時に準備する場合に不安

②私立園を中心とした“一時預かり”

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/20220117164838.html

リフレッシュでも利用できるのがこちら。
私は今回の委員会で質問をしてきましたが、一時預かり実施園を見つけにくかったところですが、
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まだ新しい事業で実施園も少ないところですが、これからニーズに合わせて拡大をされる見込みです。
保育料は園によって異なります。

③未就園児の定期的な預かり

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/20231006141808.html

保育園にも幼稚園にも通っていない児童を週2日など定期的に預かる事業。
東京都のモデル事業として実施中です。

④定期利用保育事業

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/hpg000032958.html

入園が不承諾となった1歳児のお子さまを保育する事業。

⑤空きスペース利用型年間保育事業

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-hoyou/kodomo-hoyou-hoikuen/20200210162258.html

入園が不承諾となった1歳児クラスのお子様を認可保育園の空きスペースを利用し、1年間限定で保育する事業。

【課題】
④と⑤については、1歳児の入園不承諾という児童が対象ですが、受け入れ園が少なく、地域によっては遠くて通えないことがあります。定員に対して在籍には余裕があり、受け入れは可能な状態ですが、施設を増やすなど入園したい方へより良い保育の提供ができるといいのではないか

⑥ベビーシッター利用助成

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/babysitter/index.html

●一時預かり利用支援(未就学児だれでも子育てサポート)

日常生活上の突発的な事情やリフレッシュ等の目的により一時的に保育が必要となった場合や、ベビーシッターとの共同保育を希望する場合。

●事業者連携型(保育所等代替事業)

認可保育園に入園申し込みをした結果不承諾となり、保育園の代替手段としてベビーシッターを利用する場合。

【課題】
こちらは東京都の事業を品川区でも取り入れてるものになります。
ただ、保育の基準では「児童一人に対しベビーシッター1人による保育であること」とあり、共同保育をする場合を除くと小学生の兄弟など複数の子どもがいる家庭で利用する場合はそれぞれにシッターが必要で、さらに就学児童のシッター料金の助成はありません。
私もシッターを利用する時がありますが、シッターサービスも大変混み合っていて同じ日時に二人以上のシッターを予約することはとてもタイミングが難しいと感じています。
そして、未就学児のみ助成の対象となるため家庭の負担の軽減にはなりにくいのではないかと思います。
他の区では小学3年生までを助成の対象にしているところもありますので、参考にしながら議論を進めていきたいと思います。
また、子どもの体調不良等でシッターをキャンセルすると、キャンセル料がかかります。しかし助成金はもらえずに家庭が負担することになります。
そういった点も今後利用にあたっての不安を解消してまいりたいと思います。

保育入園における課題

品川区は待機児童は令和4年度から0になりました。
転入が増え、保育施設も増設されてきていますが、まだ入園においては課題があると思います。
例えば待機児童の数え方は、認可保育園に入れずに認可外になんとか入園できたら待機児童とカウントされません。入園できずに育休を延長する場合も待機児童になりません。復職を予定している方は認可外や1歳児の定期利用などさまざまな形で保育園を探さなければならないので保活って本当に大変だと思います。
子どもが当たり前に保育園に入園できて、無理をせずに復職が叶うような品川区にしていくとこは、これから子どもを望む家庭の不安を取り除けると思います。

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